【賀寿丸】神津島沖磯への行き方|予約・乗船・磯渡し・持ち物を初心者向けに解説
■沖磯ってハードル高くない?
皆さんこんにちは。
今でこそ年に3-4回、神津島沖磯で夢を追っている訳ですが、それもここ三年くらいのこと。それまでは伊豆諸島の離島堤防がメインで、沖磯なんて縁がないと思ってました。
まだまだ初心者だと思いますし、至らぬ点はあると思うのですが、沖磯に初めてチャレンジする時に知っておきたかったなぁってことっていくつもある訳です。そのへんをこの記事にまとめておきたいと思います。

この記事はこんな方に向けて書いてます。
- 神津島の沖磯にチャレンジしたい方
- 初めて沖磯渡船を利用する方
- 沖磯渡船の基本を知っておきたい方
では早速行きましょう!
この記事で分かること
- 賀寿丸の予約方法
- 下田から神津島沖磯までの流れ
- 初めての磯渡しで気を付けるポイント
- 神津島沖磯に必要な持ち物
この記事の目次
結論から言うと、賀寿丸で神津島沖磯に行くこと自体は難しくありません。ただし、荷物の準備・乗船時の流れ・磯渡しのタイミングを事前に知っておくとかなり安心です。
尚、この記事では普段お世話になっている賀寿丸をメインに記載しています。他の渡船や沖磯を利用する方はあまり参考にならないかもしれません。
■予約〜前日
まずは予約からです。
賀寿丸は以下のホームページの電話番号に連絡します。
何時でも受けてくれると思いますが、
- 渡船日の早朝〜8時
- 渡船日、渡船前後日の19時以降
この辺の時間は電話しないようにしています。
予約する側も都合があると思いますが、船長さんたちも渡船中は当然出られませんので、相手の生活スケジュール上迷惑にならない時間にかけるようにしましょう。この辺はルールってよりマナーですかね。綺麗事かもだけど。
予約の場合は、日数、人数、連日利用の場合は宿泊の有無を伝えます。
賀寿丸は下田から出ますが、下田〜神津島が15,000円、神津島〜各沖磯が10,000円の計算になるので、
①2日利用して、下田の車や宿で寝る場合
(15,000+10,000円)×2日分=50,000円
②2日利用して神津島の賀寿丸の宿に素泊まりする場合
(15,000+10,000円)+2日目の磯渡し10,000円+素泊まり7,500円=42,500円
って感じになります。
2026年4月時点なので値段は変わるかも。
遠征の場合は素泊まりの方が資金、体力的にも楽ですね。個人的には神津島にいる時間が長い方が、遠征感あって好きなので尚更。
そして予約すると前日に連絡してほしいと言われると思います。この場合は必ず前日に確認の連絡を入れましょう。
海況次第なので、出ないと思ったけどいけたり、出ると思ってたけど欠航になったりします。ただ比較的前日でも空いていれば予約できるので、前々から決済が必要な伊豆諸島のフェリーやジェットと比較すると柔軟性が高い点はメリットかと思います。レンタカーも宿の手配も不要ですし。
賀寿丸のホームページはこちら↓
※料金・出船時間・宿泊可否などは変更になる可能性があります。必ず予約時に賀寿丸へ確認してください。
■前日〜乗船前
先程書いた通り、下田港から出るので下田まで行く必要があります。関東、関西、北陸からも来ている人いましたが、皆さん長距離ドライブですね。伊豆急行下田駅もありますが、遠方からの電車は現実的じゃない気がします。
船は4:00or4:30発が多いので、準備も考えて余裕ある到着を。

といいつつ夜寝れなくて釣り歩いたりします。かわいいカサゴゲット。
下田の道の駅に着いたら製氷所を探します。船でも氷を買えますが、行きは配る時間は無いので事前に購入がオススメ。100円or500円硬貨が必要なので事前に崩しておきましょう。
ちなみに、氷はクーラーに満タンにする必要はありません。飲み物も入れると思いますし、フルに入れると磯に上げるときに大変です。夏場とかでなければ半分あるなしくらいで十分かと思います。
その後は近くの駐車場に停めて着替えて準備します。忘れ物があっても取りに来れないので、しっかり確認します。
賀寿丸の場合は事前にスパイク、ライフジャケットを着て乗船して良いです。スパイクはすぐ船室に入るときに脱ぐのでフルで紐を締めなくてもOK。
神津島沖磯は賀寿丸の他に海央丸という渡船もあります。どちらも行き先は同じですが、賀寿丸の方が船が大きく、スピードもあるので航行時間も少ないです。ちなみに集合は海央丸→30分後に賀寿丸。
荷物は同じような見た目なことが多いと思いますし、乗せ間違えにご注意を。当然、まだ暗いのでヘッドライトは必須です。
■いざ、乗船
船の着岸場所はホームページを見てほしいですが、だいたいこの辺です。
まずは船が着岸するまで待ちましょう。船は船首、続いて船尾、そして横付けする流れなので着岸したと思ってもその後に隙間ができる時があります。急いで乗り込む必要は無いので、他のお客さんの様子を見てからで良いです。
ちなみに、常連さんは船首の荷物入れの近くに立って積み込みを手伝っています。はじめはどんな感じか観察しててよいと思いますが、慣れて来たら率先してお手伝いしましょう。ロックショアアングラーはこの辺スマートな方が多く、素敵な人が多いと思います。紳士的と言いますか。
ちなみに詰め込むのはバッカン→リュック→竿の順になるかと思います。詰め込みで乗船している人の荷物もあるので声かけながら進めます。詰め込みが終わったら乗り込みますが、必ず自身の荷物が残されていないか、他の人の荷物は無いか確認するようにしましょう。
クーラーは船首の際にまとめて置いておきます。なんとなく自分のクーラーがどの辺にあるか見ておきましょう。
尚、船室は雑魚寝する感じです。船尾側の方が気持ち揺れないかなーと思いますが、どこもそんなに変わりません。船室に入ったあとは乗船名簿を書いて船長に渡します。
★あると便利な小物
賀寿丸は船が強いのでエンジン音も大きいです。慣れちゃうとエンジンのトルクが良い音色に感じるのですが、慣れない方はコンビニの耳栓と欲しい方はアイマスクもあると快適です。まぁ1.5時間くらいなのですが前日は寝不足の方も多いと思いますのでここで体力回復しておきましょう。
あと酔い止めはお任せしますが、飲んでおいた方が良いかと思います。
■神津島に到着

神津島から沖磯に向かうときの景色。いつ見ても素晴らしいですね。
神津島に到着すると一度港に入り、不要な荷物を置いて神津島から乗船する人(2日目のお客さん、もしくは島民の方とか)を乗せます。着換えだけのリュックなどがあれば指定された車に積み込むようにしてください。
港に到着すると詰め込んだ荷物を全部出します。このあと磯に渡すときにそれぞれの荷物をまとめますので、自分たちの荷物の位置を確認しておきましょう。
■■荷物関連で知っておきたいこと
ネットで調べたり、沖磯でご一緒した方に教えてもらった内容です。色々考え方はあると思いますが、初めて沖磯に行く方は見てみて下さい。
・荷物は必ずガムテープ等で名前が分かるように
自分の荷物は必ず名前を書きましょう。書いてない人いますが、磯渡しする時にゆっくり探している暇なんてありません。必ず書いておきましょう。なんならバッグの両側とかに書いても良いくらい。
・クーラーは渡しロープはあった方が良い
クーラーは持ち手で渡すと大変なので通しのロープをつけましょう。登山用のロープ等がオススメです。平たいタイプといいますか、太い方が手が痛くなりません。斜面で大型クーラーを垂直上げすることもあるので、あった方が良いです。
あとクーラーへの氷は夏場を除いて適量にしましょう。氷を入れすぎると垂直上げする時に腰をやります。
・バッカンの持ち手はまとめておく
あと細かいですが、バッカンの持ち手はまとめておきましょう。まとめられないバッカンがある?それはあまり良くないですね。船先を磯に着けられる時間は長くありません。ポンポン渡せるようにできるだけ荷物はまとめておきます。
・荷物が何個あるかを確認しておく
そして大切なのは自分の荷物が何個あるか確認しておくこと。ロッドケースも含めてです。リュック、バッカン、ロッドケースなら3つとか。
簡単なことに思えますよね。でも釣行2日目の疲労が溜まった時、磯渡しが難しい日で船が揺れて立てない時。今だから早く磯に渡って!と言われた時、そんなタイミングで頭が働かない瞬間だったとしても、私の荷物は3つ、、と思い出せることが大事だと思います。
ちなみに私は荷物を渡すのを忘れてお弁当一式を船に置いてきたことあります笑。見回りでもらえたので良かったですが。
・リールは衝撃に備えて
そしてもう一つ大切なのはバッカンのどこにリールを入れるか、リュックのどのあたりにリールを置くか、です。賀寿丸は書いた通り、船の貨物庫にバッカンを入れますが、お客さんが多いとバッカンが縦に3つくらい積まれます。その状態で波を砕きながら進んで行くので、その強い衝撃がひとつ。また磯渡しの時にはバッカンを投げることもあるのでその衝撃がもう一つ。
リールをバッカンの底や角に置いておくと、リールに衝撃が行き、曲がることがあります。特にベールとかハンドルですね。
私は25ソルティガ18000のハンドルとベールが曲がりました。
一部交換になったので痛い出費に。。

あんまり分からないのですが、ビヨーンって伸びてます。

こんな感じ。これはそのまま使っちゃってますが。
オススメはリュック側の底にレインジャケットや着替えを入れて、防水バッグに入れたリールをいれ、上から別の荷物で蓋をすると万全です。
■いざ沖磯へ!

神津島で少し停泊したらいよいよ沖磯に向かいます。港から出ると神津島の圧巻の景色が見れます。だんだん慣れて来ますが(笑)初めて見たときは感動しますよ。
出発前、船長からグループの人数と釣りの内容(エサ釣りかルアーか)を聞かれます。自分の荷物を整理したり、他の人の荷物整理を手伝ったりしながら待ちましょう。
神津島沖磯の場合は海央丸と賀寿丸、あと何個か船があるとかないとか聞きましたが、船ごとに優先的に乗せられる磯割りが決まっています。そのため、優先権のある磯にははじめは乗せず、早いもの勝ちでフリーの磯に渡して行きます。
賀寿丸はスピードは早いので、この辺りは有利かと思うのですが、お客さんの数は多いのでどちらもメリット、デメリットあります。確かに場所の良し悪しはあるのですが、沖磯はどこも趣あるので、まったり順番を待ちましょう。
自分たちの磯渡しの番になるとこんな感じの流れです。
①自分たちの番にアナウンス
「じゃあ◯◯さんたち、準備しようか」と船長からアナウンスが入ります。これを聞いたら船尾の待機室からミヨシ側に移動します。この時も他の人を磯に渡していたり、磯渡し後のウネリの中にいたりするので、手すりにつかまって焦らずで大丈夫です。
私は初回、焦ってバランス崩して膝を船べりに打ちました、、けっこう痛いんだよね、、
そしてアナウンスは波の音で聞こえづらい時もありますのでグループ全員で耳を澄ませておきましょう。
②荷物の準備
続いて荷物の準備です。自分たちのグループの荷物を船の先端の方にまとめます。まずは自分の荷物。上で記載しましたが、何個あるかを何度も復唱しながら指さし確認することをオススメします(笑)ロッドケースは同じブランドのものも多いので、取り間違いのないように注意して。
③いざ磯へ
磯渡しです。ここが一番危ないので注意しましょう。
賀寿丸は磯にチャカ着け(船の先端を磯に押し付けてくれる)するスタイル。船首に船長か息子さんが立って、タイミングを教えてくれるので従います。タイミングは早くても遅くてもダメ。特に干潮前後の磯や激流の磯の場合はタイミングが難しい時もあります。いいよって言われるまでは待って、言われたら焦らずスムーズに渡りましょう。
賀寿丸は基本的には磯に渡る全員を乗せてから、荷物を船頭さんたちが渡してくれます。船の先端で足をつぶされないように、磯に立つときは気をつけて。挟まれたら簡単にぺちゃんこになりそう、、
私も何度かタイミングで船長からお叱りをもらったことがあります。特に疲れている磯上がり前後、荷物を渡し切って疲弊してるときは気をつけて。
④荷物を安全なところに移動
磯に渡ったら荷物を全部磯の波が来ないところまで上げます。ちょっと大変ですが、ここまでは波は来ないだろう、のさらに一段階、二段階上や奥に。たまにとんでもない波が来ますよ。
⑤釣りの準備→釣り開始!
ここまで来たら釣り開始です。いきなりロッドを準備も良いですが、初めてのときはけっこう疲れているはず。まずは磯にでも座って、コーヒーでも片手に心を落ち着けましょう。焦って釣りしても良いことないですからね。

こんなの釣れちゃうんだから辞められないですね(笑)しかも磯からってのが良き。
⑥釣り終わりの時間はアラームを設定
回収の時間は事前に確認しましょう。賀寿丸は季節によって14:00とか14:30だったかな?各磯を回るのでちょっと早かったり遅かったりします。大事なのは片付けを余裕を持って行うこと。急ぐと忘れ物をしたり、リールやロッドが固着したり、焦って船に飛び乗ってタイミングミスったりしますからね。準備と片付けは余裕を持って。
⑦回収も気を抜かず
回収も気が緩みがちなので注意。荷物を渡してから船に乗ります。ウネリがあると何回かに分けて荷物を渡すのでタイミングを測りながら渡します。荷物のポイントで書いた、重くしすぎないのは帰りも重要です。魚が入ってるとかならイイんですが、疲れて力入らなくなっているので、そのへんも考慮して片付けましょう。
⑧他の方の回収は余裕があればお手伝い
自分たちが回収したあと、余裕があれば他の方の回収のお手伝いをしましょう。でも常連さんたちがテキパキやってくれるので、邪魔にならなそうならでOKです。あと磯からの回収時は磯際のウネリでけっこう揺れるので回収前は酔い止め飲んでおくと安心です。
■下田へ帰港
皆を回収してから貨物庫に入れて下田に帰ります。多分、疲れて目を閉じたら下田に着いていると思います。
最後、船から陸に上がる時も滑ったりして怪我しないように。寝起きなので身体フラフラだったりしますからね。最後の荷揚げもできるだけお手伝いして終わりましょう。
日帰りの場合はその場で船長にお支払いして完了です。自分の荷物が何個あるか思い出して確実に確保しましょう。
あとは帰るだけ!気をつけて帰宅ください。
■番外編、必要なリスト
ここからは、実際に神津島沖磯へ通う中で「これは必要」「これはあると助かる」と感じた持ち物をまとめます。
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【絶対必要なもの】
◯ライフジャケット(膨張式でないもの)
釣り場で会う方はこの辺が多いですね。
◯磯靴、スパイク
基本的にはスパイクソールかスパイクフェルトですが、私はスパイクソールをおすすめします。足元は命に関わるのでケチらない方が良いです。基本マズメが良いらしく、私は硬い靴が苦手なのでダイワにしてます。
◯グローブ
グローブは磯に渡る時に岩を掴んだり、変な体勢で荷物を受け取ったりします。岩場はカキ殻があったり鋭利な事も多いので必ず装着しておきましょう。手を怪我しちゃうと釣りしてても辛いだけですからね。
◯サングラス
転んだり、ルアーが飛んできたり、予期せぬことが起きますのでサングラスも必須です。日差しから目を守ることももちろん大事な役目。
◯水分、食料
水分は夏場は3L、冬場は1.5-2Lくらいを目安に持参ください。途中で買うとかできないのでできるだけ多めで。食料もパンやおにぎりに加えて、カロリーメイトとかプロテインバーとか保存性が高いものもセットで持っていくと便利。
◯クーラーボックスの持ち手ロープ
これがあるかないかで船の上、磯渡しの際の運搬しやすさが変わります。何しろ1点で重心を持てるかが大切だと思ってまして、つけてないと磯渡しの際に嫌な顔される事もありますので準備しておきましょう。
◯レインスーツ
暑い時期だと思っても曇って太陽が見えない中で雨が降るとかなり冷えます。沖磯は風が強いので尚更。ですので荷物は増えますが、レインジャケットとレインパンツは必ず持って行きましょう。合わせて、落水や大雨で濡れた用の着替えもあると便利です。
【あった方が良いもの】
◯ヘルメット
ヘルメットは着けてない人も多いですが、私は必ず装着しています。磯渡しや磯歩きの際の転倒。ラインブレイクで後ろに転がる瞬間。断崖の沖磯で上からの落石など。いざって時に救ってくれる可能性がありますので着けておきましょう。
◯膝サポーター
膝サポーターもあった方が良いです。後付けできるタイプもありますが、動きづらくなりますので、タイツに膝プロテクターが着いているものがおすすめです。
◯スローロープ
渓流などで使うスローロープ、スローバッグもグループで一つは持参するようにしましょう。いざ投げたことはないのですが、何回か堤防で練習しました。沖磯は変に磯際にいるよりは沖のが安全ですが、どこに流れるかは分かりません。だからこそ、いざというときのために持って置きましょう。
◯救急セット
これは頭痛薬や下痢止め的な薬と、怪我した時用の消毒、絆創膏、テーピングなどです。私は自分では使ったことはないのですが、仲間が怪我をした際に重宝しました。これもグループでひとつで良いのですが、そこまで重いものでもないので持参してください。特に絆創膏、包帯は多めに。
【あると快適なもの】
◯折りたたみの傘(日傘兼用)
これは使っていると周りにイジられるのですが、夏場の磯は本当に暑いです。元気なときは良いのですが、あれ、、熱中症かもと思った時に使うだけで回復が早くなります。もちろん、ならないように努力しますが一本あるとオススメ。
◯耳栓、アイマスク
これは渡船に乗っている時に使います。渡船はエンジン音が大きいので慣れてないと寝れないかもしれません。今は慣れたのでなんと言いますか、テンション上がる音になっているのですけど、初めての方は持っておくと安心です。
◯防水靴下
磯渡し、回収前後や足場の低い磯だと足場まで波が来ることがあります。靴濡れても、防水靴下があれば少なくとも水浸しは避けられるのであると便利。私はダイワの防水靴下が安くて頑丈なのでオススメです。