BKKのViper-41は、大型シーバスや青物、海外の怪魚まで、幅広いターゲットに使用されている太軸のトレブルフックです。
しかし、実際にフックを交換しようと思うと、
- がまかつSPHと比べて、どれくらい太いのか
- SPMHから交換すると強くなりすぎないか
- SPXHでは、どの番手に近いのか
など、線径を基準に比較した情報はあまり見当たりません。
そこで今回は、手持ちのViper-41をデジタルノギスで測定しました。
所有していない番手については、公表されている重量と実測した番手の推移をもとに、おおよその線径を推定しています。
- Viper-41の番手別重量
- #4・#2・#1・1/0の実測線径
- 未所有番手の推定線径
- SPMH・SPH・SPXHで線径が近い番手
実測値は筆者が所有するフックをノギスで測定した数値です。
製造上の個体差や測定位置によって、多少の誤差が生じる可能性があります。未所有番手の線径は、実測値と重量推移から算出した推定値です。
メーカー公表値ではないため、参考値としてご覧ください。
トレブルフックは線径で選ぶ!SPMH・SPH・SPXHの強さを比較
BKKとは?
BKKは、1865年創業という長い歴史を持つフックメーカーです。
大型魚向けのトレブルフックやシングルフックを数多く展開しており、国内外のソルトルアーゲームでも広く使用されています。
代表的な製品には、次のようなモデルがあります。
- Viper-41
- Spear-21 UA
- Lone Diablo
- Raptor-Z
小型ルアー向けの比較的細軸なモデルから、GTやマグロを想定した大型フックまで、幅広いラインナップが用意されています。
Viper-41とは?
Viper-41は、BKKの大型魚向け4Xクラスのトレブルフックです。
BKK公式サイトでは、長くストレートな針先とアグレッシブなベンドを備えた、強度の高いトレブルフックとして紹介されています。
溶接部分を短くすることで、フック全体の重量を抑えながら、ルアーへ近い位置に収まりやすく、構造に柔軟性を持たせている点も特徴です。
また、長くストレートな針先は、トップウォーターやルアーを吸い込む魚に対するフッキング率を意識した設計とされています。
私自身も、次のようなターゲットを想定して使用しています。
- アカメ
- シイラ
- 小型から中型の青物
- 海外の怪魚
Viper-41の線径を測ってみた
今回は、所有しているViper-41の線径をデジタルノギスで測定しました。
測定した番手は、次の4サイズです。
- #4
- #2
- #1
- 1/0
できる限り線径が安定している直線部分を測り、数値を確認しました。

こちらは#4

こちらは#2

こちらは#1。この辺から太くなってきますね。

最後に1/0。かなり太軸な感じでしょうか。
手持ちのViper-41をデジタルノギスで実測
Viper-41の線径・重量の実測結果
| 番手 | 線径 | 重量 |
|---|---|---|
| #4 | 1.39mm(実測) | 1.22g |
| #2 | 1.55mm(実測) | 1.78g |
| #1 | 1.69mm(実測) | 2.15g |
| 1/0 | 1.77mm(実測) | 2.66g |
赤字はノギスで確認した実測値
実測して最初に感じたのは、Viper-41は番手から想像する以上に太軸だということです。
例えばViper-41 #4の実測線径は1.39mmでした。
がまかつSPMH #1とSPH #3の線径は1.36mmなので、Viper-41は#4の段階ですでに、これらよりわずかに太いことになります。
推定値を含めたViper-41の線径・重量一覧
所有していない番手については、実測した番手の線径と、各番手の重量推移をもとに線径を推定しました。
| 番手 | 線径 | 重量 | 区分 |
|---|---|---|---|
| #6 | 約1.18mm | 0.82g | 推定 |
| #5 | 約1.28mm | 0.93g | 推定 |
| #4 | 1.39mm | 1.22g | 実測 |
| #3 | 約1.47mm | 1.40g | 推定 |
| #2 | 1.55mm | 1.78g | 実測 |
| #1 | 1.69mm | 2.15g | 実測 |
| 1/0 | 1.77mm | 2.66g | 実測 |
| 2/0 | 約1.96mm | 3.60g | 推定 |
| 3/0 | 約2.18mm | 4.92g | 推定 |
| 4/0 | 約2.50mm | 7.74g | 推定 |
特に2/0以上の大型番手はフック自体の寸法変化も大きいため、推定誤差が広がる可能性があります。
Viper-41とSPMH・SPH・SPXHの線径を比較
Viper-41の線径と、がまかつSPMH・SPH・SPXHで線径が近い番手を並べると、次のようになります。
| Viper-41 | 線径 | 近いSPMH | 近いSPH | 近いSPXH |
|---|---|---|---|---|
| #6(推定) | 約1.18mm | #3 1.16mm |
#5 1.16mm |
― |
| #5(推定) | 約1.28mm | #2 1.26mm |
#4 1.26mm |
― |
| #4(実測) | 1.39mm | #1 1.36mm |
#3 1.36mm |
― |
| #3(推定) | 約1.47mm | 1/0 1.46mm |
#2 1.46mm |
― |
| #2(実測) | 1.55mm | 2/0 1.56mm |
#1 1.56mm |
― |
| #1(実測) | 1.69mm | ― | 1/0 1.67mm |
#3 1.67mm |
| 1/0(実測) | 1.77mm | ― | 2/0 1.77mm |
#2 1.77mm |
| 2/0(推定) | 約1.96mm | ― | 3/0 1.88mm |
1/0 2.00mm |
| 3/0(推定) | 約2.18mm | ― | ― | 2/0 2.14mm |
| 4/0(推定) | 約2.50mm | ― | ― | 4/0 2.44mm |

線径をもとにしたがまかつとのトレブルフックの対応表も作ってみました。
これを見ると、なんとなく太軸の小さい番手と
細軸の大きな番手で同じくらいの耐力があるかが分かると思います。
- Viper-41 #4は、SPMH #1・SPH #3よりわずかに太い
- Viper-41 #2は、SPMH 2/0・SPH #1とほぼ同じ
- Viper-41 #1は、SPH 1/0・SPXH #3とほぼ同じ
- Viper-41 1/0は、SPH 2/0・SPXH #2と同じ線径
Viper-41 #1以降は、がまかつSPXHシリーズに近い線径となっています。
したがって、Viper-41は単純に「SPHより少し強いフック」というよりも、番手によってはSPXHクラスに相当する太軸フックと考えた方がよさそうです。
ゲイブ幅、シャンク長、ベンド形状、素材、熱処理、針先形状なども性能へ影響します。
実際に使用して感じたこと
以前、シイラキャスティングでPE2号タックルにViper-41 #1を使用しました。
ロッドはMAX60gのMLクラスで、バイトからフッキングまでは持ち込めたものの、その後すぐにフックアウトしました。
もちろん、シイラはジャンプや首振りが激しく、非常にバレやすい魚です。
ただ、Viper-41 #1の実測線径は1.69mmで、SPH 1/0やSPXH #3とほぼ同じ太さです。
今振り返ると、PE2号・MLロッドというタックルに対して、フックが少し強すぎた可能性も考えられます。

いやぁ惜しかったなぁ。まあフックだけではなくて使い手のスキルも大切ですよね。笑
そのため、同じタックルで使用する場合は、Viper-41の番手を下げるか、SPMH・SPHなども含めて使い分けたいと思っています。
外向き・平行・内向きポイントの違いを考察
Viper-41を購入する
Viper-41は、アカメ、青物、シイラ、海外怪魚など、強い負荷が掛かる釣りで使いやすい太軸トレブルフックです。
番手によってはSPXHクラスの線径があるため、使用するロッド・ライン・ドラグとのバランスを確認して選ぶのがおすすめです。
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まとめ
今回は、BKK Viper-41の線径を実測し、未所有番手の推定値と、がまかつSPMH・SPH・SPXHとの対応関係をまとめました。
実測・比較から見えてきた特徴は、次のとおりです。
- Viper-41は小さい番手から比較的太軸
- #4でもSPMH #1・SPH #3よりわずかに太い
- #1以降はSPXHに近い線径になる
- 1/0はSPH 2/0・SPXH #2と同じ1.77mm
- 大型番手ほど非常にパワー寄りになる
フック交換では重量や番手に目が行きがちですが、線径を見ることで、シリーズをまたいだおおよそのパワーランクを比較できます。
もちろん、線径が同じだからといって、強度やフッキング性能まで完全に同じになるわけではありません。
それでも、ロッド、ライン、ドラグに対してフックが強すぎないか、反対に細すぎないかを考えるうえで、線径は非常に役立つ数値です。
SPMH・SPH・ST-46・STX-58の重量を表とグラフで比較
今後も手持ちのフックを測定し、線径データを増やしていきたいと思います。
フックを買うたびにノギスで測り始めたら、もう立派なフック沼の住人ですね。笑
ではまた。