2023年ラストの伊豆大島へ
みなさんこんにちは。釣りタロウです。
今年7回目、2023年を締めくくる伊豆大島遠征に行って来ました。
伊豆大島に通いはじめて2年目が終わり、結構な頻度で行っていますが、率直な感想として伊豆大島はやっぱりいいとこだなと。
直近は釣果良くないみたいですが、遠征して釣りって感覚を味わうのにはやっぱりフェリーとかジェット船に乗るとテンション上がりますし、アクセスは良い。このバランスが個人的には好きで何度も通ってしまいました。
後は人が良いですよね。たまに変わった方ともお会いしますが、笑
そういう人は島外からの観光客だったりすることも多く、大島にお住まいの皆さんは基本良い人といいますか、親切な人が多いのも魅力に感じています。
さて今回の目的はロックショア、地磯からのルアーをやってみよう!とのことで磯場の下見釣行に行って来ました。
もはや堤防ではなくなっている気がしますが、ショアならギリセーフということで。
今回も夜行フェリーで
師走の仕事のバタバタに翻弄しつつ、金曜日22:00の大型フェリーで大島へ向かいます。
デッキの外は寒いですが、海風が心地よいです。
夏休み等に比べると同じ行き先なのかってくらい人が減りましたね。
先日大島に行った際も、島の方には全然釣れてないよ〜とお聞きしていたので、今回は地磯へのエントリーの下見?がメインです。同行者と明日の予定をあれこれ話しながら、消灯とともに部屋に戻り寝ました。
岡田港でウォームアップ!早速良い魚が目の前に!
6:00に岡港に到着です。
毎回、テンション上がってうまく寝つけないので寝たような寝ていないような。。
安定の特二等席のマットレスはフカフカでした。
いつも通り、朝マズメだけは岡田でやってみる事にしました。
ロッドを準備していると、、なんと近くの方がメタルジグでマダイをゲット!
マダイは40cmくらいの良いサイズでした。
いきなり良い魚を見て周りのフカセ師たちも気合が入ったご様子。
釣った方と「いやぁもう帰れますね〜」とか話しつつ、我々も狙いますが、そんなに甘くもなく。。
その後もジグをシャクったりプラグを投げますが、エソすら反応ありません。潮も流れていない様子。
地磯へ移動!
岡田は渋そうなので、思い切って地磯に行くことにしました。
なんせ今回はロックショアからのルアー練習ですからね。ルアー歴が長い同行者は何度か地磯での釣りは経験あるようですが、堤防専門で餌釣りメインだった釣りタロウには未知の領域。
運動神経の悪い釣りタロウは釣り場にたどり着けるかも心配していました。
怪我しないようにゆっくり歩こう作戦で安全第一でいきましょう。
はじめての地磯に感動&苦戦
島民の方に教えていただいた伊豆大島の一級磯に向かいますが、どうやら風向きも悪いせいか人は誰もおらず。しばらく待って足場の高い安全なところを見極めて、ギリギリ風避けできると踏んで準備を進めます。
地磯釣行にチャレンジする際は装備はしっかり!
釣りタロウははじめての地磯釣行なので、念入りに装備は揃えて来ました。
伊豆大島は溶岩地帯なので岩がゴツゴツしており、堤防の延長とは言えないレベルです。
こんな感じでゴジラの体表みたいな岩が無数にあります。
怪我してからでは遅いので装備はしっかりと準備しましょう。
今回持参した装備も紹介しておきます。
①ライフジャケット
ライフジャケットは普段の腰巻き膨張式ではなく、フロートが入ったベスト形状のもの。
ロックショア専門のスタイリッシュなベストもカルティバ等から出ていますが、私は以前から持っているポケットのついたベストタイプを使いました。
ベストタイプは少しかさばるかも入れませんが、命に関わる物なので、できるだけ自分に合った良いものを選びましょう。膨張式は磯場に擦れて破れる可能性があって危険です。
私は腰にベルトがついて肩こり軽減できるものを使っています。
個人的にお腹も背中も守られる感じがあり、ある程度かさばる方が安心感を感じられる気がしています。
②スパイクシューズ(磯靴)
次に必要なのはスパイクシューズです。
これはないと、おそらく伊豆大島の磯場は無理です。スニーカーだと本当に危ないのでやめましょう。今回はダイワの磯靴がかっこよかったので買ってみました。
スタイリッシュで良いですよね!
スパイクピンもしっかりしており、急な斜面やゴツゴツした岩も問題なく歩けました。
強いて言うと大島でも一部のゴロタは丸石が多いのでそこは少し滑るリスクがあります。
これは買って正解でした。スパイクシューズにはスパイクピン単体とフェルトがありますが、個人的には大島こ磯場はスパイクピン単体が良さそうな気がしています。
はじめはスパイクシューズ自体が固いので使いにくいと思いましたがすぐに慣れました。
マズメから出ているものが良さそうですが、良い分だいぶ固くて疲れやすいとの口コミあり、週末アングラーにはダイワのが良さそうに思います。デザインもかっこいいし。
その他にヘルメット等もあると良いのですが、今回は冬場でニット帽やダウンのフードがあるので着用はしませんでした。
本当はヘルメットや肘&膝パッドくらいあっても良いくらいです。
③フィッシンググローブ
ロックショアは手袋する方多いと思いますが、こちらも必需品です。
磯場の岩を触るので薄手過ぎるものは適していません。伊豆大島の磯場はゴツゴツしているので、足だけでピョンピョン行くのは危険です。同行者は運動神経でカバーしているようでしたが、釣りタロウは足と手を使って釣り場まで向かいました。
途中竿を持ってもらったり、道を先に探してもらったり、同行者には感謝です。
(釣りタロウもひょいひょい行こうとしたけどできなかっただけです。)
④偏光グラス
これは釣りをする時に必要になりますが、ロックショアでは100gを超えるジグやルアーを投げることもあります。可能性は低いですが、磯際で暴れた魚からルアーが外れたり、他人のルアーが飛んでくることも想定するとあったほうが良いです。
日陰も構造上ないので、海面の照り返し用にも安いもので良いので持参することをおすすめします。
注意!
磯場は陸地側から角度的に見えないことが多いです。慣れていてもできるだけ複数人で行くようにしましょう。転んで怪我しても連絡取れない、そのまま気絶して落水等のリスクもありますからね。風に煽られたりしてバランスを崩した際の足場等の確保も忘れずに。
釣りにくくても一本手前、大波が来たらどう動くか等は事前に想定しておくと良いです。
地磯のロケーションに感動するも釣果は渋い
さて釣行の話に戻りますが、しばらく色々なルアーを投げますが、魚からの反応はありません。
トップ、ジグ、ミノーなどを投げ尽くしたところで風も強くなったので一旦引き上げることにしました。
別の地磯にチャレンジ!
一度宿に行ってチェックインしつつ、いつもお世話になっている方から情報を聞きます。
どうやら青物もぶっこみも厳しいようで、夜のカゴやライトルアーなら楽しめそうとの情報をもらいました。いつも情報をいただき、ありがたい限りです。
でも10〜12月なんて青物最盛期ってイメージでしたが、伊豆大島は独特のカレンダーなんですかね。秋に青物が渋いとは。。
強風の中、別の地磯に向かう!
そう言われても今回は地磯での練習も兼ねてますので、先程とは違う磯にエントリーしてみます。風裏を考えながら堤防と磯場の合わさったようなところに入り、早速釣り開始。
と思いましたが、風裏なのに爆風です。
体感ですが、13〜15mくらいの突風が突然背中を押す感じに。
ダウンにライフジャケットも来ているので、空気抵抗が大きいせいか、体ごと風で揺すられます。
これはなかなか厳しいぞ、ということで安全に気をつけつつしばらくジグをシャクリましたが、中々魚からの反応を得ることはできませんでした。
小場所を彷徨い続けながらポイント開拓!
爆風で釣果も渋いので、開き直ってポイント開拓に専念することに。
とにかく小場所を回りながら小さいルアーやエギングで攻めます。
それでも中々反応はなく、最後はいつもの堤防に戻ってきました。
堤防でルアー&ぶっこみ釣り開始!
堤防先端がちょうど空いたので、軽めのメタルジグで表層を探って行きます。
中々厳しいかなーと思って数投していると、後から投げた同行者に一投目からHIT!
さすがルアーマンは違いますねぇ。
アクションを教えてもらい、同じように動かすと、ゴンゴン当たります。
何度かアタって釣りタロウにもHIT!
大きくはないのですが、エギングロッドでやっているので竿がグングン回って楽しいですね。
同行者はサバ、私はメアジが釣れてその後もコンスタントにメアジから反応がありました。
二人で20分くらいでサバ1、メアジ5の釣果。サバは40cm以上、メアジも35cmを筆頭に尺超えばかり。
ようやく魚からの反応があり、テンションも上がります。
伊豆大島の堤防といえば、ぶっこみ釣り!
その後は周りの釣り人も帰ったので、ちょこっとルアーを続けながらぶっこみ釣りをすることにしました。
時期的にはタマンもシブダイも厳しそうですが、アカハタなど根魚でも釣れれば良いかと思い仕掛けを準備します。
タックルはヘビー仕掛けで
事前情報で1.5m以上のサメがいると聞いていたのでタックルは強めを用意します。
爆風なので長い竿が厳しく、ショアジギングロッドて代用します。
ロッド :ドラッガーX100MH-3
リール :BGSW10000H
ライン :PE5号
リーダー:ナイロン100lb
ハリス :フロロ68lb
ハリ :タマンスペシャル18号
仕掛け :三又サルカン
餌 :サバ、小アジ、エビ
何度か投げ返しますが、中々アタリがありません。
冬なのでウツボすらいないのかと思い、餌を小さく切ってコマセにしながら魚を寄せてみます。
魚のアタリが出始める!
何度か餌を付け替えるとゴンゴンと餌を突くアタリがありました。
少し待って合わせますが、残念ながら空振り。カサゴや根魚系のアタリだったような気がします。反応があったのは小アジなので、このまま餌をアジに固定して狙うようにします。
次もぶっこんだ後、竿先が反応するように見えましたが食い込みには至らず、、冬なので魚側も慎重になっているのでしょうか。
引き続き魚からの反応を待って頻度高く餌を付け替えていきます。
静寂を切り裂く弩級のアタリ
何度か小アジを付け替えて、近場にキャストした後、ドラグを緩めて尻手ロープをつけようと竿受けに竿を置いたところ、、
いきなりギュイーーーン!!と弩級のアタリがきました!
固めに設定したドラグからは勢い良く糸が出され、ショアジギロッドは竿尻が浮いてシーソー状態に。
ぼけーっとしてたので一瞬何が起きたかわかりませんでしたが、すぐに竿を手に取り渾身のアワセを入れます。
するとズシーっとした重みととんでもない引きが来ました。
これは今までの120cmのアナゴや3kgクラスのウツボとは比べ物にならない首振りと突っ込みです。
これは何か良い魚だ!と確信しながら浮かせようとしますが何度も足元に突っ込みます。中々浮いて来ませんが、小さくポンピングして少しずつ巻いてくると、、青白い魚がぼんやりと水面に浮いて来ました。
紛れもないその魚はタマンです。
ライトに照らされた神々しさすらある魚体と竿を何度も引き込む怪力。
散々追いかけてきた魚なので、なんだか神秘的な感覚がありました。
同行者にタモ入れしてもらい、引き上げます。
念願のあの魚とついに対面!
ついに来ました!タマンです。
約2年、追った魚を釣ることができました!
もう感無量です。タマン狙いの釣行は7、8回以上は大島に通ったでしょうか。
仕掛けを変えたり餌を変えたり、ポイントも彷徨って釣り上げた一匹はとても思い出深い魚ですね。
そしてそれを同行者と、いつもお世話になってる宿に泊まってるときに釣れたってのも嬉しいですね。
前回同行者がタマンを釣った↓の記事もぜひ見てください。
釣れたタマンは64cm、重量は約3kgでした。
釣れた時は青白く、しばらくすると濃い黄色と青で綺麗な魚体ですね。
タマンを眺めながらしばらく余韻に浸り記念写真もたくさん取りました。感動をありがとう!
この迫力で64cmか。伊豆大島には70、80cmを超えるタマンもいるらしいです。
唯一悔やまれるのは、これを釣ったのがタマンモンスターではなくショアジギングロッドだったこと。風が相当強かったので長竿は使えなかったのですが、次はタマンモンスターで大物を仕留めましょう。
ドラッガーXはMHを使っていますが、タマンの引きはまだ余裕を感じました。
5kgの青物相当って説明にありましたが、だいぶ強い竿ですね。これでデカい青物、かけてみたいです。
その後は何もなく、静かな海へ
その後も連発を狙いますが、反応はなく深夜に納竿としました。
何の反応もなかったところから一転した弩級アタリ。やっぱりぶっこみ釣りはロマンがありますね。
来年もやり込もうと決意して宿に帰ります。
次の日は釣りはやめて宿のお兄さんと情報交換したり、道具の片付けをして終了しました。
まとめ
これにて2023年伊豆大島釣行は終了。
いやーとても濃い1年を過ごすことができました。
大島でお世話になって皆さんやいつも色々なところに連れて行ってくれる同行者には本当に感謝です。
2024年もシブダイや大型タマンを目指してぶっこんで行きたいと思います。青物狙いも本格的に始めます。
皆さんも磯場などはくれぐれも気を付けて、楽しい釣行を。
ではまた!
こちらの記事もぜひご覧ください。
初タマンをゲットしたときの話