キャプチャー169XXXHで初めて魚を掛けた感想
以前、開封インプレの記事でもご紹介したシマノのキャプチャー169XXXHですが、先日ようやくファーストフィッシュをキャッチすることができました。

このロッドを購入した理由はアカメやパプアンバス、海外怪魚を見据えてだったのですが、まずは東京湾のビッグベイトシーバスで実戦投入です。
結論から言うと、このロッドは「想像以上に軽く、想像以上にパワーがあるロッド」でした。
スペックだけを見るとルアーウェイトMAX500gという数字が目に入り、「かなり硬そう」「100g前後のルアーではオーバースペックなのでは?」と思われる方も多いかもしれません。
しかし実際に使ってみると印象は全く逆でした。
100g前後のビッグベイトでも非常に投げやすく、それでいて75cmクラスのシーバスであれば主導権を与えず一気に寄せられる圧倒的なパワーがあります。
何なら抜き上げ余裕なくらい。(笑)
今回は実際に魚を掛けた感想に加え、現在使用している怪魚・ビッグベイトロッドである
- シマノ キャプチャー169XXXH
- メガバス ヴァルキリーワールドエクスペディション80XXH
- トランスセンデンス KTX78B+
この3本を実際に使った印象も交えながらレビューしていきます。
3本のスペックを比較
まずは公式スペックを比較してみます。
| ロッド | キャプチャー169XXXH | ヴァルキリーWE80XXH | KTX78B+ |
|---|---|---|---|
| 全長 | 2.06m(6’9″) | 2.44m(8’0″) | 7.8〜8.3ft |
| 継数 | 5本 | 4本 | 4+1本(レングス可変) |
| 仕舞寸法 | 56cm | 約67cm | 約60〜75cm |
| 自重 | 210g | 約271g | 約325g(7.8ft時) |
| ルアー | MAX500g | MAX180g | 75〜300g(MAX750g) |
| 適合ライン | PE MAX8号 | PE MAX10号 | PE6〜10号 |
※各メーカー公式サイトをもとに作成しています。
こうして見ると、キャプチャー169XXXHの特徴はやはり自重210gでMAX500gまで対応という点かと思います。。
数字だけ見るとかなり特殊なロッドですが、実際に持ってみると驚くほど軽く感じます。
私は普段からロックショアロッドも使っていますが、短いとはいえ、このスペックのロッドで210gという重量はかなり魅力的でした。
また5ピースなので海外遠征や飛行機移動との相性も抜群。
スーツケースへ収まるサイズでありながら、本気で大型魚と勝負できるロッドはなかなかありません。
そして装飾もかっこいいんですよね。この辺もオトコ心をくすぐられます。
冬の東京湾でビッグベイトシーバス
実釣したのは今年の寒い時期。
ボートシーバスでビッグベイトゲームへ行ってきました。
冬と言えば「ビッグベイトで連発!」というイメージがありますが、この日はかなり渋い状況。
トップではなかなか反応が得られず、ウェイクベイトを中心に広範囲を探っていく展開になりました。
今回使用したタックルはこちらです。
- ロッド:キャプチャー169XXXH
- リール:カルカッタコンクエストMD401XGLH
- ライン:PE6号
- リーダー:ナイロン60lb
本来はアカメを想定した組み合わせですが、ビッグベイトシーバスでもどのような使用感なのか試してみたかったので、そのまま持ち込みました。アカメのときはリーダーだけ100-120lbに上げています。
100g前後のルアーが驚くほど投げやすい
最初にキャストしたのはウェイキーブー。
約93gあるルアーですが、キャストした瞬間に「これは気持ちいい」と感じました。
ロッド全体が程よく曲がり、その反発でルアーがスッと飛んでいきます。
200g無いと飛距離は出ないと思いましたが、100g前後のルアーだとロッドの反発だけでキャスト出来ますね。
続いてスライドスイマー250も投げてみましたが、こちらも全く問題ありません。スラスイは168gでしたっけ、この辺も余裕。
MAX500gというスペックから想像していたような「カチカチの棒」という印象はなく、100g前後でもしっかりロッドへ荷重が乗る感じです。
さらに印象的だったのは、ルアー重量の割に疲れないこと。
ロッド自体が非常に軽いため、一日投げ続けても重さによるストレスはほとんど感じません。
この軽さは、長時間キャストを繰り返すビッグベイトゲームでは大きな武器になると思います。
また高反発ブランクらしく、ジャークを入れた時のレスポンスも非常に良好。
ルアーへしっかり入力できるので、スライドスイマー250のような大型ルアーでもキレのあるアクションを演出しやすい印象でした。
特にリーリングジャークでスラスイ等の大型ルアーを動かすときには、ロッドが硬い分ダイレクトにルアーアクションに変換が出せ、キレが全然違います。
この時点で感じた第一印象
- 100g前後でも非常に投げやすい
- 想像以上に軽い
- ジャークがシャープに決まる
- MAX500g対応とは思えない扱いやすさ
この時点ではまだ魚を掛けていませんでしたが、中々良さそうな感覚です。
スライドスイマー250への連続チェイス

スラスイ250、300も余裕でキャスト、
まだ明るさが残る時間帯は、スライドスイマー250を中心に探っていきました。
このルアーは約170gありますが、キャプチャー169XXXHとの相性は非常に良好。
ロッドの反発が強いため、ジャークを入れた瞬間にルアーがしっかり横を向き、大型ビッグベイトらしいキレのあるアクションを演出できます。
実際、夕マヅメには何度も大型シーバスがチェイス。
船べりまで追いかけてきて、水面直下で何度も口を使おうとします。
しかし、この日は水温が低かったせいか食い切れません。
ルアーのすぐ横を「パクッ」と噛んだり、全然違う方向へ口を使ったり。
見ているこちらとしては「そこじゃない!」とツッコミたくなるような場面ばかりでした(笑)。
それでも目の前で大型シーバスが何度もルアーへ反応してくれると、自然とテンションは上がりますね。
ウェイキーブーへ変更
日が完全に落ちると、ルアーをウェイキーブーへ変更。
約93gのウェイクベイトですが、このルアーも非常に扱いやすい印象でした。
ロッド全体でしっかりルアーを乗せて飛ばすことができ、キャストフィールは非常に軽快。
MAX500gというスペックを考えると驚くほど素直なキャスト感で、「ビッグベイト専用ロッド」というよりも万能な怪魚ロッドという印象を受けました。
しばらく広範囲を探っていきます。
同船者は次々とシーバスをキャッチ。
しかし私だけ反応がありません。
「今日はダメかな。」と弱気になりはじめます。
突然の水面炸裂
ピックアップ直前。
船べり近くまで寄せたウェイキーブーへ突然水柱が立ちました。
完全に気を抜いていたので、一瞬遅れてフッキング。
魚の重みは乗りましたが、そのままフックアウト。
「やってしまった……。」
キャプチャー169XXXHは、魚の動きをロッド全体で吸収するタイプではないので当然ですが、今、ロッド曲がってなかった気がするんだけど?(笑)
もちろん魚が掛かれば多少は曲がりますが、ロッド任せというよりアングラー側で積極的に掛けていく必要がありそうですね。
このあたりはグラスコンポジットロッドとはかなり違う部分でした。
ついにキャプチャー169XXXHでファーストフィッシュ
その後も諦めずキャストを続けます。
すると再び船べり付近で再度豪快なバイト。
今度はしっかり魚を見ながら反転したタイミングで思い切りフッキング。
ロッドには一気に荷重が掛かります。
その瞬間の第一印象は、
「シーバスが全然潜れない。」でした(笑)。
シーバスが頭を下げて潜っていこうとしても、ロッドの反発が勝ってしまい、そのまま浮いてきます。さすがにそのまま暴れさせるとバレるのでドラグを緩めて対応します。
そして無事ランディング。
サイズは75cm前後でしたが、このクラスのシーバスであれば本当に余裕があります。
正直、ロッドの性能を考えるとウォーミングアップのような相手でした。
それでもアカメや海外怪魚を想定して購入したロッドで、
シーバスという身近なターゲットをキャッチできたことは非常に嬉しかったですね。

魚を掛けて感じたこと
- 想像よりもしっかり曲がる。
- 75cmクラスでは圧倒的な余裕。
- 魚に主導権を与えない安心感がある。
- 掛けてから一気に勝負を決めるロッド。
この一本で「アカメ用に買って正解だった」と確信しました。
もちろん相手がシーバスなので本来の性能を全て引き出せたわけではありませんが、それでも怪魚ロッドとして非常に完成度の高い一本だと感じています。
キャプチャー169XXXH・ヴァルキリーWE80XXH・KTX78B+を比較してみる
現在、私がアカメや怪魚、ビッグベイトゲームで使用しているロッドは以下の3本です。
- シマノ キャプチャー169XXXH
- メガバス ヴァルキリーワールドエクスペディション80XXH
- トランスセンデンス KTX78B+
どれも「大型魚を狙う」という点では共通していますが、実際に使ってみるとロッドの性格はかなり異なります。
ここでは実際に使った感覚を中心に比較していきます。

こちらがヴァルキリーワールドエクスペディション80XXH。雷魚ロッドらしく竿先までに強い張りがあります。

こちらは高知の朝焼けをバックにトランスセンデンスのKTX78B+。これも良いロッド。
キャストのしやすさ
まず驚いたのはキャプチャー169XXXHの軽さです。
210gという自重はこのクラスのロッドとしては非常に軽量で、一日中キャストを繰り返しても疲れにくい印象があります。
さらに100g前後のビッグベイトでもしっかりロッドに荷重が乗るため、「MAX500g対応」という数字から想像するより遥かに投げやすいロッドでした。
とはいえ、ロッドで弾くように投げる小型ルアーだと飛距離は落ちます。
ボートゲームや近距離の場合は良さそうに思います。パプアンとか相性良さそう。
一方、ヴァルキリーワールドエクスペディション80XXHはロッド全体がゆっくり曲がり、その反発を使って飛ばすタイプです。もちろんティップは入りますが、竿全体が固めといえばよいでしょうか。50gクラスも余裕でキャストできますが、80-130gくらいのルアーに高い適応力がある印象です。
キャストのタイミングも掴みやすく、初めて使う方でも飛距離を出しやすいロッドだと思います。
KTX78B+は3本の中では最も重量がありますが、その分ロングロッドならではの飛距離があります。私はエクステンションパーツも使っていますが、83にして使うのが身体に合いますね。KTX78B+はバットは硬いですがティップは柔らかいので比較的ルアーの対応力は広め。下は50gから投げられます。
特にウェーディングや大河川、海外遠征などでは、この長さが大きな武器になりますし、高知のオカッパリはこのロッドを落ち着いています。
キャスト性能(個人的評価)
- キャプチャー169XXXH ★★★★★
- ヴァルキリーWE80XXH ★★★★☆
- KTX78B+ ★★★★★
ルアー操作のしやすさ
ルアー操作は3本とも方向性が違います。
キャプチャー169XXXHは高反発なブランクスのおかげで、ジャークやトゥイッチの入力が非常にシャープです。
大型ミノーやスライドスイマー250のようなビッグベイトも気持ち良く操作できます。ロッドが曲がらないからこそ、出せるアクションがありますね。
ヴァルキリーWE80XXHはグラスコンポジットらしい粘りがあるので、巻きのバイブレーションやビッグベイトのただ巻きとの相性が良さそうです。
ロッド全体でルアーを動かしていく感覚で、大型トップウォータープラグとの相性も非常に良い印象です。メガドッグとかバッチリ。
KTX78B+は今回の3本の中で最も万能。
ジャイアントベイトから大型ペンシルまで幅広く対応でき、特にアカメ狙いではプラグ操作のしやすさを強く感じています。なんだかんだオカッパリメインだとこの竿かなぁ。
魚を掛けた時の安心感
ここは3本とも非常にレベルが高いです。
ただ、それぞれ「魚の止め方」が違います。
キャプチャー169XXXHはロッドパワーで一気に止めるタイプ。
魚へ主導権を与えず、そのまま寄せてくる安心感があります。
ヴァルキリーWE80XXHはロッド全体がしっかり曲がることで魚の突っ込みを吸収します。人間が頑張るというより、ロッドが魚を浮かせてくれるような感覚があります。
KTX78B+はその中間でしょうか。
曲がる部分と止める部分が非常にバランス良く設計されており、安心してファイトできます。とは言ってもシーバスやマゴチしか掛けてないのであまりファイト時のインプレらしいことは言えないですね、すいません。
パワー(個人的評価)
- キャプチャー169XXXH ★★★★★
- ヴァルキリーWE80XXH ★★★★☆
- KTX78B+ ★★★★★
私ならこう使い分ける
それぞれ非常に気に入っているロッドですが、現在はこんな使い分けをしています。
| 釣り | おすすめロッド |
|---|---|
| 東京湾ビッグベイトシーバス | キャプチャー169XXXH |
| アカメ | KTX78B+ |
| 海外怪魚遠征 | キャプチャー169XXXH |
| 大型トップゲーム | ヴァルキリーWE80XXH |
| 一本だけ遠征へ持っていくなら | ヴァルキリーWE80XXH |
もし「アカメだけ」を本気で狙うのであれば、私はKTX78B+を選びます。
一方で、シーバスから怪魚まで幅広く遊びたいのであれば、キャプチャー169XXXHは非常に魅力的な一本です。海外のボートゲームはキャプチャーかなぁ。
そして遠征一本勝負という状況であれば、ルアーウェイトの守備範囲が広いヴァルキリーワールドエクスペディション80XXHが最も安心できるロッドだと感じています。
どれが一番優れているというより、それぞれ明確な個性があります。
だからこそ、狙う魚や釣り場に合わせて選ぶことで、それぞれの性能を最大限に引き出せるロッドだと思います。
キャプチャー169XXXHはこんな人におすすめ
ここまで実際に使ってみた感想を書いてきましたが、
最後にどんな方へおすすめできるロッドなのかをまとめます。
キャプチャー169XXXHがおすすめな人
- アカメや怪魚を本気で狙いたい方
- 100〜250gクラスのビッグベイトを快適に扱いたい方
- 海外遠征へ持って行けるコンパクトなロッドを探している方
- 軽量ながら圧倒的なパワーを求める方
- 魚に主導権を与えず積極的にファイトしたい方
特に私が驚いたのは210gという軽さです。
「MAX500g対応」と聞くと、とにかく硬く重たいロッドを想像していました。
しかし実際は真逆でした。
一日中ビッグベイトを投げても疲れにくく、それでいて魚を掛けると圧倒的なリフト力があります。
このギャップこそがキャプチャー169XXXH最大の魅力だと感じています。
キャプチャー169XXXHを実際に使って感じたこと
今回初めて魚を掛けて感じたことを一言でまとめると、
「怪魚ロッドなのに、とても扱いやすい。」
これに尽きます。
もちろん75cmクラスのシーバスでは本来の性能を発揮し切れていません。
それでも魚を掛けた瞬間の安心感、主導権を握れるパワー、そしてキャストの軽快さ。
どれも購入前に期待していた以上でした。
今後は本命であるアカメ、そして海外でのパプアンバスや大型バラマンディなどでも使用し、このレビューも追記していきたいと思います。
その時にはまた違った評価になるかもしれませんが、現時点では非常に満足度の高い一本です。
実際に使って感じた総合評価
- キャスト ★★★★★
- 操作性 ★★★★★
- 携帯性 ★★★★★
- パワー ★★★★★
- 所有満足度 ★★★★★
キャプチャー169XXXHはこちら
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今後も実釣を重ねながら、アカメや海外怪魚での使用感についても随時追記していきます。
