ロックショアを始めてから、
いつかは立ってみたいと思っていた場所があります。
それが「銭洲」です。

YouTubeやSNSでは何度も見てきた場所ですが、
実際に立ってみると、画面越しでは伝わらない迫力がありますね。
海の青さ、潮の流れ、切り立った磯。
そして、いつ大型魚が飛び出してきてもおかしくない緊張感。
「一度は自分の目で見るべき場所だなぁ」
そんなことを思いながら釣りをしてきましたので自分用にメモを残したいと思います。
初めての銭洲遠征へ
神津島の沖磯は合計10回くらい?は行っていますが、銭洲へは今回が始めて。
銭洲は伊豆諸島の南西部に位置する岩礁群で、
カンパチやヒラマサ、キハダなどの大型回遊魚を狙える、日本屈指の遠征フィールドとして知られています。
映像の中で何度も見てきた憧れの海。
しかし、実際に船で近づいていくと、普段行っている沖磯とは雰囲気がまったく違います。
海の真ん中に点在する小さな岩礁と、その周囲を流れる強い潮。
てか、乗る磯小さくない??(笑)と思いながらもどんどん同船者を磯に降ろして行きます。
特にダルマ、小ダルマなんて、こんなとこに乗るの?って感じ。
プラグを中心に大型回遊魚を狙う

今回は初挑戦ということもあり、朝から大型回遊魚狙いに集中。
いつもはジグもけっこうやるのですが、今回はプラグをメインに投げ切ることにしました。
トップウォータープラグやダイビングペンシルなどをローテーションしながら、
潮の流れや鳥の動き、周囲の反応を見てキャストを繰り返します。
夏の銭洲は想像以上に暑く、時間が経つにつれて体力を奪われ、、熱中症になりそうな環境(笑)
途中で日陰を作って休んだり、
塩飴たくさん食べたりでなんとか持ちましたが、風が無いとなかなかに厳しいですね。
途中からは半分熱中症のような状態になりながらも、
いつ訪れるか分からない一度のチャンスを信じて投げ続けました。
「今、プラグが気持ち良く泳いでいるなぁ」
そんな気持ちでキャストを続けていると、レガート230の後ろに中々のサイズのカンパチが水面バイト!
惜しくもヒットせずでしたが、魚からの反応にテンションが上がります。
カンパチ、トップで出たの初めてかも。
あとで常連の猛者たちに聞きましたが、これでも渋い日だったみたいです。
映像では伝わらない銭洲の迫力
そして実際に磯へ立って一番驚いたのは、海そのもののスケールでした。
渡礁直後は釣船も近くにいましたが、しばらくすると撤退。
その後はどこを見ても深い青色の海が広がり、沖には複雑な潮目が伸びています。
こんな環境で釣りできるだけ、幸せですよね。
足元から水深が一気に落ち込んでいる場所も多く、魚がどこから現れてもおかしくない雰囲気。
動画では何度も見てきた景色ですが、自分の足で磯に立つと、また見えるものが違いますね。
ロックショアが好きな人たちが、何度もこの場所へ通う理由が少し分かった気がします。

カンパチが背中を出して水面を割る
結果だけを見れば、本命の回遊魚はノーフィッシュでした。
しかし、魚からの反応がまったくなかったわけではありません。
目の前では、カンパチが背中を水面から出しながらベイトを追い回していました。
さらに、同行者が操作するポッパーのすぐ後ろでは、突然大きな水柱が上がりました。
他の磯では大型ヒラマサが目撃されていたので、ヒラマサかキハダかな?
ルアーに襲いかかった魚の姿をはっきり確認できたわけではありませんが、明らかに大型魚を思わせる迫力のあるバイトでした。水柱デカすぎ。(笑)
自作ルアーにもカンパチがチェイス
今回の遠征では、市販のプラグだけでなく、自分で製作したルアーも持ち込みました。
その自作ルアーにも、カンパチが少しだけ興味を示してチェイスしてきました。
この日は早引きに反応が良かったのか、少し潜るルアーが良かったみたいですね。

残念ながらバイトには至りませんでしたが、
自分で設計し、削り、塗装したルアーを、銭洲の魚が追ってくれたことは大きな収穫です。
アクションやサイズ、操作方法など、改善できる部分はまだたくさんあります。
それでも、魚が反応してくれたことで、次のルアー作りにつながるヒントを得ることができました。
あと少し。
そんな距離まで魚が来てくれたからこそ、
悔しさよりも「次は絶対に獲りたい」という気持ちが強くなりました。
まぁ半分くらいはカンパチにナメられているチェイスだったのですが(笑)
銭洲に集まるロックショアマン
今回の遠征では、魚だけでなく、銭洲に集まるアングラーの濃さも印象に残りました。
全国から集まったロックショアマンは、皆さん経験豊富です。
タックルの組み方やルアーの選び方、魚とのファイト方法など、話を聞くだけでも勉強になることばかりでした。
普段の釣り場では、なかなか出会えないような経験を持った方も多く、釣りをしていない時間にも多くの刺激を受けました。
銭洲へ何度も通っている方が多い理由も分かった気がします。
大物を狙う技術だけではなく、この場所が好きだから通い続ける。
銭洲は、そんな熱量を持った釣り人たちが集まる場所でした。
最後の10分だけハタゲーム
帰りの準備が予想よりも早く終わったため、最後の10分だけハタを狙ってみることにしました。
大型回遊魚狙いでは魚を手にできませんでしたが、短時間ながらアカハタをキャッチすることができました。

本命ではなかったとはいえ、遠征の最後に魚の姿を見られて満足。
しかし、この前にだいぶデカそうなの重量感ある前アタリがあり、合わせたらリーダー100lbが切られるという。
魚の正体は分かりませんが咥えている感じはアカハタっぽい感じでした。
ただ、中型のアカハタとは明らかに異なる重量感があり、根魚狙いであっても気を抜けない場所だと感じました。
わずか10分ほどのハタゲームでも魚からの反応が続くあたり、改めて銭洲の魚影の濃さを実感します。
初めて銭洲へ行って感じたこと
今回の遠征を通して、普段の沖磯とは違う銭洲ならではの注意点も感じました。
これから初めて銭洲へ挑戦する方の参考になればと思い、特に印象に残ったポイントをまとめます。
荷物はできるだけコンパクトにする
普段の沖磯と同じ感覚で荷物を用意すると、銭洲では少し多すぎる可能性があります。
銭洲は、降りる磯によっては足場が非常に狭く、荷物を置ける場所やキャストできるスペースも限られています。
予備タックル、ルアーケース、クーラーボックスなどを大量に持ち込むと、
釣りをするスペースを圧迫するだけでなく、移動や回収の負担も大きくなります。
もちろん、不測のトラブルに備えるための予備用品は必要です。
ただし、使用するロッドやルアーをはじめ、
荷物は事前にある程度絞り込んだ方が快適に釣りができると思います。
銭洲は「荷物をたくさん持っていく場所」ではなく、「必要なものを厳選して挑む場所」だと感じました。
チャラン棒は必須
今回、特に重要だと感じた装備がチャラン棒です。

銭洲の磯は低く平らな場所ばかりではなく、魚を水面から抜き上げにくい足場もあります。
大型魚を掛けた際、最後のランディングを確実に行うためにも、チャラン棒は欠かせません。
魚を取り込むためだけでなく、安全な距離を保ちながら魚をコントロールするためにも重要です。
現地へ行く前は「本当に必要なのか」と感じる方もいるかもしれませんが、実際の磯を見ると、その必要性がよく分かります。
銭洲へ挑戦する際は、ロッドやリールと同じように、チャラン棒も必須装備として準備した方がよいと思います。
銭洲遠征に向けてチャラン棒を準備する
銭洲では、磯際まで寄せた魚を安全かつ確実に取り込むために、チャラン棒が重要な装備になります。
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夏場は暑さ対策を万全にする
今回、最も反省したのが暑さ対策です。
銭洲の磯には、日差しを避けられる場所がほとんどありません。
海面や岩からの照り返しも強く、風があっても体温は少しずつ上昇していきます。
今回は途中から半分熱中症のような状態になり、集中力やキャスト数が大きく落ちてしまいました。
水分を多めに持っていくことはもちろん、
塩分補給、帽子、冷却用品、日焼け対策など、少し大げさなくらいの準備が必要です。
私、ロックショアマンや!という気合いだけでは乗り切れないです(笑)
大型魚がルアーへ反応する時間は、いつ訪れるか分かりません。
チャンスが来たときに投げ続けられる体力を残しておくことも、タックルやルアーを選ぶことと同じくらい重要だと感じました。
次回の銭洲遠征へ向けた課題
今回の遠征では、本命の魚をキャッチすることはできませんでした。
一方で、次回へ向けた課題ははっきり見えました。
- 暑さ対策と体力配分を見直す
- 持ち込む荷物とルアーをさらに厳選する
- 魚が出た場面でのルアーローテーションを早くする
- 自作ルアーのアクションとフック設定を見直す
- ランディングまでを想定した準備を徹底する
カンパチの姿を実際に見ることができ、自作ルアーにもチェイスがありました。
完全に手掛かりのない釣行ではありません。
今回見つかった課題を一つずつ修正すれば、次回は魚との距離をさらに縮められると思います。
釣れなくても、また行きたいと思える海
今回の大型回遊魚の釣果はゼロでした。
それでも、銭洲から帰ったあとに残ったのは、悔しさだけではありません。
目の前で起きたカンパチの水面炸裂。
自作ルアーを追ってきた魚。
全国から集まるロックショアマンとの出会い。
そして、最後のわずかな時間にも感じられた魚影の濃さ。
何度も動画で見てきた場所でしたが、自分の目で見ることで、銭洲が多くの釣り人を惹きつける理由が少し分かりました。
次にこの海へ立つときは、今回の経験を生かし、一本の魚を手にしたいと思います。
銭洲は、釣果だけでは語れない魅力が詰まった、日本屈指のロックショアフィールドでした。
銭洲・神津島方面への遠征を検討している方へ
今回利用した賀寿丸については、料金や予約方法、沖磯への渡船の流れなどを別の記事で詳しくまとめています。