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【備忘録】フックについて考えてみる 〜シーバス・アカメから沖磯〜

この記事では、ルアーフックの選び方を「刺さり・保持・耐久」という考え方で整理し、実釣例と重量データから解説します。

目次

ルアーフックの選び方|「番手」ではなく「考え方」で選びたい

── 刺さり・保持・耐久を整理してみる ──

なぜこの記事を書こうと思ったのか

フックが原因で悔しい思いをしたことは、正直かなりあります。

掛けたと思った魚が外れる。
ファイト中に違和感があって、次の瞬間に軽くなる。

上がってきたルアーを見ると、フックが少し伸びていたり、ラッキーで釣れた魚を見ると逆に全然刺さっていなかったり。

もちろん、アワセやファイト、ドラグ設定が悪かった可能性もあります。
ただ、それと同時にずっと引っかかっていたのが、

フックそのものを、どこまで意識して選んでいたのか

番手は合わせている。メーカーも信頼できるものを使っている。
それでも結果が安定しない。
そこで改めて、フックの線径・重量・設計思想を整理してみようと思い、
自分の備忘録も兼ねてこの記事を書くことにしました。

色々調べるとフックの選び方が変わるかもしれませんよ。

これは初めてのショアレッド。79cmで6キロ近くありました。いつこんな大物が来るか分からないからフックはしっかり選んでおきたいですね。


フック選びの前提として考えていること

  • フックの幅が広いほど、魚は掛かりやすい
  • フックが細いほど、初期刺さりは良い
  • フックが細いほど、伸びたり折れたりするリスクは上がる
  • カエシが小さいほど、貫通しやすい

つまり、刺さり・保持・耐久はすべてトレードオフです。
どこを優先するかを決めることが、フック選びの本質だと考えています。


選び方① 刺さり重視なら細軸

初期刺さり・掛けの速さを最優先(軽量寄り)

想定ターゲット:シーバス(食わせ)/ヒラスズキ(掛け優先)/ライトタックルのアカメ
該当フック:がまかつ SPMH/オーナー ST-46/BKK Fangs 62 UA

がまかつ SPMH

シーバスには定番のSPMHで。フックポイントを下げたいときはRBMHがオススメです。

番手 線径(mm) 重量(g)
#14 0.68 0.17
#12 0.72 0.21
#10 0.76 0.25
#8 0.92 0.41
#7 0.92 0.43
#6 0.99 0.56
#5 0.99 0.59
#4 1.07 0.73
#3 1.16 0.89
#2 1.26 1.20
#1 1.36 1.50
1/0 1.46 1.80
2/0 1.56 2.30

オーナー ST-46

重量レンジ:0.37g ~ 3.71g

番手 重量(g)
#10 0.37
#8 0.46
#6 0.57
#5 0.62
#4 0.76
#3 0.95
#2 1.20
#1 1.76
1/0 2.60
2/0 3.71

BKK Fangs 62 UA

番手 重量(g)
#8 0.45
#6 0.55
#5 0.61
#4 0.72
#3 0.97
#2 1.24
#1 1.72
1/0 2.52
2/0 3.86
3/0 5.85

選び方② 強度を持たせるならこの中太軸

刺さりと保持力のバランス(迷ったらここ)

想定ターゲット:ランカーシーバス/アカメ/小型青物
該当フック:がまかつ SPH/オーナー STX-58/BKK Fangs 63 UA/BKK Spear 21 UA

がまかつ SPH

番手 線径(mm) 重量(g)
#6 1.07 0.65
#5 1.16 0.81
#4 1.26 1.00
#3 1.36 1.30
#2 1.46 1.60
#1 1.56 2.00
1/0 1.67 2.50
2/0 1.77 3.00
3/0 1.88 3.40

オーナー STX-58

重量レンジ:0.64g ~ 7.30g

番手 重量(g)
#4 0.64
#3 0.91
#2 1.14
#1 1.46
1/0 2.20
2/0 3.10
3/0 4.30
4/0 5.90
5/0 7.30

BKK Fangs 63 UA

番手 重量(g)
#8 0.53
#6 0.70
#4 0.94
#2 1.41
#1 2.08
1/0 3.11
2/0 4.14
3/0 5.71

BKK Spear 21 UA

ビッグベイトシーバスはスピア21uaを使ってます。刺さりは抜群!

番手 重量(g)
#1 1.53
1/0 2.16
2/0 2.89
3/0 3.62

選び方③ 絶対に曲げられたくない方は太軸

曲がらない・折れないを最優先(重量級寄り)

想定ターゲット:アカメ/ロックショア/根ズレの多い釣り/大型魚のパワーファイト
該当フック:がまかつ SPXH/オーナー ST-66/BKK Viper 41

がまかつ SPXH

番手 線径(mm) 重量(g)
#3 1.67 2.10
#2 1.77 2.60
#1 1.88 3.10
1/0 2.00 3.80
2/0 2.14 4.60
3/0 2.28 5.50
4/0 2.44 6.60
5/0 2.59 8.80
6/0 2.77 11.0

オーナー ST-66

重量レンジ:1.27g ~ 11.6g

ラピード230にオーナー針st-66の4/0。太軸ですがマグロのパワーとアワセでガッツリ刺さりました。

番手 重量(g)
#4 1.27
#3 1.68
#2 2.20
#1 3.20
1/0 4.60
2/0 6.90
3/0 8.50
4/0 9.00
5/0 10.8
6/0 11.6

BKK Viper 41

番手 重量(g)
#6 0.82
#5 0.93
#4 1.22
#3 1.41
#2 1.77
#1 2.15
1/0 2.66
2/0 3.59
3/0 4.92
4/0 7.74
5/0 9.49
6/0 12.71

番手や線径は単純に比較できない

各メーカーで、同じ番手でもフックの大きさは異なります。

そのため「同じ2/0だから同じ強さ」とは言えません。

また当然ですが、線径が細いフックでも番手を上げれば重量は増え、結果的にパワーも上がります。

例えば、BKKのSpear 21 UAは1X表記の細軸ですが、

3/0まで上げると重量は約3.6gになります。

数値だけを見ると、SPHの同クラス番手に近い重さです。

実際の使用感としては純粋な耐久性ではSPHの方が強い印象はあるものの、

パワーランクほど極端な差が出るわけではないと感じています。


フックが伸ばされる理由について思っていること

フックが伸ばされる原因の多くは、

フトコロまで刺さりきっていない状態で力がかかることだと感じています。

閂(かんぬき)までしっかり刺さっていれば、想像以上に細い針でも伸びにくいです。


ロッド・ドラグ・アワセとの関係(実釣例)

サンプル①:高知・ボートシーバス(ヒラスズキ)

高知のボートシーバスで、

50cm前後と思われるヒラスズキがヒットしたときの話です。

ルアーは大型ミノー、ロッドは3〜4ozまで扱えるHクラス、ラインはPE6号、フックはがまかつSPXH 2/0。
根ズレを想定してドラグはやや固めに設定し、ヒット後も念のため追いアワセを何度か入れていました。
ただ、最後の取り込み直前でフックアウトしました。

ファイト中の感触を振り返ると、魚を止める力は十分でしたが、

どこか「深く刺さっていない」違和感がありました。

魚のサイズに対してフックが太く重すぎて、フトコロまで刺さりきる前に負荷がかかってしまった可能性は否定できません。

「強いタックル × 太軸フック」は安心感がありますが、対象魚のサイズと刺さりのバランスは常に意識したいですね。

線形を落とした針を使うとガッチリアワセも入り、良型のチャイロマルハタをゲット。

サンプル②:バチ抜けのシーバス(セイゴ)

対照的なのが、バチ抜けシーズンの釣りです。
ヒットしたのは20cmほどのセイゴ。ロッドはMLクラス、ラインはPE0.8号、フックはSPMH #14。

特別なアワセは入れていません。魚が反転した瞬間に自然に掛かりました。
その後かなり暴れさせましたが、フックアウトする気配は全くありませんでした。

このときは、フックの細さと軽さが「魚の力だけで貫通する」理想的なバランスだったと思います。
小型魚ほど、強度よりも刺さりが重要になる。そう実感した釣りでした。

普通に考えれば細軸なら刺さりますよね。笑

サンプル③:ウェーディングのヒラスズキ

ウェーディングでのヒラスズキ狙いでは、フック交換による違いをはっきり感じたことがあります。
初日はシャローランナーにSPMHを装着し、2キャッチ。吸い込みが浅いバイトでも素直に掛かっていました。

翌日、大型を想定して同番手のSPHにフックを強化すると、明確なバイトはあるもののフッキングに至らない場面が続きました。
ルアーアクションの変化も考えられますが、それ以上に初期刺さりが落ちた影響が大きかったと感じています。

ヒラスズキは掛かってからのパワーは強烈ですが、バイト自体は浅いことも多い魚と釣りの上手い友人に教わりました。。
その場合、「耐える前にまず刺さるかどうか」が重要になると改めて思いました。

初日は上手くヒットしたのですが、太軸に変えてからはバイトがあっても乗らず。私のスキル不足もありますが、フックの微妙な塩梅でも釣果は変わるかもしれませんね。

まず1つ選ぶなら:がまかつ SPMH

「刺さり派」の代表として、まず1つだけ選ぶならSPMHを使う場面が多いです。
軽量寄りで初期刺さりが良く、シーバス(食わせ)やヒラスズキの掛け優先、ライトタックルのアカメでも扱いやすいのが強みです。


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※本記事内のリンクはAmazonアソシエイトプログラムを利用しています。


まとめ

フック選びは、フック単体で決まるものではなく、ロッド・ライン・ドラグ・アワセと組み合わせて考えるものだと思っています。

太いフック=安心ではなく、刺さるフック=結果につながる。
用途 → 思想 → 重量 → 番手、という順番で考えることで、フック選びの失敗はかなり減るはずです。

調べれば調べるほどの沼にハマりそうですが、まだまだ勉強することは尽きないですね。楽しいなあ。

皆さんもぜひフック再考、オススメします。

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この記事を書いた人

小さいころにハマっていた釣りを再開したアラサーのサラリーマン。仕事の時以外は、だいたい釣りのことを考えています。

休憩時間や通勤は気がついたら釣り動画を見漁るように。船に乗って釣りをすることもありますが、基本は堤防や海づり施設から季節の魚を狙って楽しんでいます。

釣行前の準備と、釣った魚を自分で捌いて食べるのが大好き。自分で試行錯誤した気づきを皆さんとシェアできればと思い、ブログを書いてます。

自分なりの仕掛けや組み合わせを見つけながら楽しく釣りをしています。クエや石鯛、ヒラマサ、GTなど釣りたい魚がたくさん。一つずつチャレンジをしながら、釣りを楽しんでいます。

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