みなさんこんにちは!
今回は昨年末の休暇を使って「台湾までバラマンディを狙って」釣行に行ってきた話です。
準備したものから当日の移動までまとめておきます。
いやー楽しかったし、憧れの魚は何度見ても壮観だったなぁ。
では早速いってみましょう!
バラマンディが釣りたい!

バラマンディを知ったのは小学生の時。
幼少期に実家の料理屋で捌かれるブリや鯛を見て魚に興味が湧き、小学生の誕生日プレゼントで買ってもらった図鑑の中にバラマンディは載っていた。
潰れた頭と迫力のある体高。
日本のアカメや海外のナイルパーチの近似種らしいのだけど、それぞれに共通するカッコ良さがある。
なんでこの類の魚が好きなんだろうと、大人になってから考えると、新幹線に近いフォルムだからかなぁとか思ったり。
とは言っても日本にはいない魚なので、「いつか釣れたら良いなぁ」と夢のまま終わらせていました。
YouTubeで東南アジアやオーストラリアのバラマンディ釣行動画を見てはカッコいい魚だなぁと憧れていた。
特に背中の出っ張りと太い体がいいよね。
・・・時は現在に戻り、2024年は年末年始休暇が長いので、家族と台湾に海外旅行に行くことに。
はじめは釣りなんて考えてなかったのだけど、以前フィンランドでパイクを狙ったことを思い出し
(釣れなかったけど)台湾でも釣りできるかな〜と調べていたところ、、
台湾の南、高雄を中心としてたくさんの養殖池があり、その中の一部に「バラマンディ釣り堀」なるものがあるらしい。また逃げ出した養殖魚かもしれませんが、海でも野生のバラマンディも釣れるらしい。
家族からも「せっかくならやってきたら?」と後押ししてもらい、台湾での釣りが決まりました。
この時に応援してもらえたのも今となっては感謝。
限られた1日をどう使うか?
本当のことをいえば、怪魚ハンターの山根さんのような自分の足で海外を攻略してネイティブの魚を釣るってことをしたいのですが、今の私にはそんな技量も胆力もなく。
加えて今回は台北に既にホテルを取っているので、台湾の南側に行くとなると1日、かつ日帰りの弾丸釣行になる。
朝台北を出発して、高雄方面に行き、また台北まで戻ってくることを考えると、無駄な時間を過ごしていたら釣りできる時間はほとんどなくなってしまう。
(台湾の北から南まで大体新幹線で2時間くらい)
しかも年末年始で、有名な高雄の釣り堀の営業もしているか分からないので、今回は門前仲町の「ツールプレイス」さんに相談して繋いでいただき、1日ガイドをお願いすることにしました。
今回お願いしたのは大型のバラマンディがいる養殖池。
メーターオーバーも出る池だそうで、中々楽しみです。
台湾釣行に向けて準備
前回のフィンランドは壊れかけのパックロッドで行ったので正直お遊びというか、海外で竿を振るってところで終わっていました。
でも今回は相手がデカいし、念願のターゲットなので悔いなく準備はしていきたい。
ツールプレイスでルアー購入
ということで、ガイドの予約後、タックルの相談とルアー購入でツールプレイスさんへ。
初めての台湾旅行なので色々お聞きしちゃいましたが、無事にルアーもゲット。
店主の方もとても丁寧で1時間くらい話し込んでしまいました。
同じ釣り好き同士、話し始めると止まらないですよね。笑
バラマンディ楽しいですよ〜と色々教えてもらい、既にテンションマックス。
早速その後試投練習しました(笑)
今回は、babyfaceのBB180-SFを軸にシーバスビッグベイトルアーを新品&中古で揃えてみました。

試しに買ってから投げてみたのですが、個人的に気に入ったのはウェイキーブー170。

とんでもないボリュームと動きでなんだか釣れそうな気がします。動きもかわいくて良い感じ。
あとは旅行までにビッグベイトを近所の運河で泳がせて、なんとなくの動きと使い方を確認しておきます。
ロッド&リール
そして大切なロッド。
今回は小さめのスーツケースなので、当然ロッドは継数の多いパックロッドになります。
ロッドは色々悩みましたが、以前から目をつけていたブラックレーベルトラベルにしました。
コンセプトといい、海外釣行ならこの一本からと決めていたので、あとは番手をツールプレイスさんにご相談して。。
購入したのはブラックレーベルトラベル73-H5。
普段は磯や堤防からのショアジギばかりなので、ロッドが短いとなんだか変な感じがしますね。
ベイトロッドは普段やらないので、使いこなせるでしょうか。
リールはダイワ、タトゥーラ300。
今回はPE6号を使用するのでベイトリールも大型をセレクト。
普段はスピニングなので何回か練習してから行こう…。
ベイトリール、初めて使いましたがテンション上がるのは皆共通なんですかね。
続いてラインですが、メインはPE6号90lbにリーダーはロックショアで使っているオーシャンレコード100lbです。
ツールプレイスの方曰く、青物のようなダッシュは無いが重々しい引きをするとのこと。そりゃあんな体型なら力強いか。
台湾での釣りをイメージしながら色々動画を見ているとアカメ動画もたくさん出てきた。
そうすると日本のアカメも釣りたくなってきちゃいますね。(欲張り)
持ち物準備
今回はタックルは1セット。
ルアーは購入したものに加えて普段使っている青物用も持っていきます。果たして釣れるだろうか。
最終的なルアーセレクトはこんな感じ↓
今回反応が、良かったルアーには★付けてます。
トップ
・ブレイクヘッド
・BnD180★
・モンスタースライダー160
・コノフラット195★
・ウェイキーブー170★★
ビッグベイト
ジョイクロ178
ダヴィンチ190★★★★
BB180 ★★
ダウズスイマー180
レイジーファシャッド170
ミノー
ボアー170
ボアー190★★★
今回はリュック一つにまとめるので、必要最低限の持ち物で挑みます。
リーダーもスプールから必要量だけ切って軽量化します。最終的にはリュック一つにギリ入った。
ギア類
その他にプライヤー、ボガグリップ、ライフジャケット等を詰めて荷物準備完了です。
あとフィッシュマンのグローブも。
これめちゃ良かった。さすがベイト専門って感じ。
いざ台湾へ!
そんなこんなであっという間に当日に。
久しぶりの海外旅行なのでテンション高く現地に向かいます。台湾、距離的にも近いし日本と感覚が近い部分もあるので、海外ながら感覚的に動けますね。
成田から台湾桃園空港へ
台湾到着後は台北に移動して、半日観光。明日は朝から動くので台湾名物の火鍋で英気を養うことにしました。

火鍋。中々美味しいし、アイスも食べ放題。
台湾に行く際はぜひお試しあれ。
釣行当日はホテルから新幹線に乗車
釣り当日は台湾の南まで移動する必要があるので、朝から電車を乗り継いで新幹線に乗ります。
ホテル最寄りの始発に乗って、今回は板橋駅で新幹線(HSR)に乗りました。
台北駅経由でもよかったのですが、なぜかグーグルマップの指示だと板橋駅だったので、
今回はこの経路を利用。

板橋駅は日本の品川駅みたいな感じで、乗り換えも便利。
海外の新幹線というと少し身構えてますが、日本とほとんど変わらないですね。
車両も日本の新幹線と同じらしく。
朝食は現地のスーパーで買ったパンと鼎泰豊のパイナップルケーキ。どっちも美味しかった。

台湾は電車、新幹線ともに快速、各停のメリハリがついていて良いですね。
今回も板橋から台南までは1時間半かからずで到着。
あっという間でした、ほんと快適。

ガイドの車で釣り池まで移動
今回、ガイドをお願いするリンクキャストの曾(そう)さんと合流して、早速釣り場へ。
曾さん、以前日本で働いていらっしゃったようで。
海外にいることを忘れるくらい、色々お話してました。
言語面の不安がないのは海外釣行の際はとても心強いですね。
板橋駅から30分弱で釣り場周辺へ到着。
辺り一面が養殖池になっており、養殖されている魚はバラマンディ、サバヒーなどがメインとのこと。
いよいよ釣り開始!
いよいよ釣り場に着き、早速準備を進めます。
今回のジャイアントバラマンディ池は100m四方くらい。
水深は時期によって変わりますが4-5m。
朝は魚が沈んでいると聞き、まずはボアー195からスタート。

レギュレーションがシングルフックなので、自作したBKKのディアブロ5/0を1本つけて投げます。
重々しいバイト
少しフックが軽いので板オモリで調整しつつ、
今回はルアー17cm以上、バーブレスシングルフックがレギュレーションなので、
ヒットしにくいのかもしれませんが、衝撃のようなバイトが連続します。
これは楽しいぞ、、!と取っているとヒット!
青物やキハダとは違った重々しい引きで竿を絞り込みます。
竿が短い分、ダイレクトにパワーを感じられますね。
そして激しいエラ洗いでフックオフ。。
その後も2度ほどヒットしますがエラ洗いでことごとくバラシ。
んー、あのクラスの魚を相手にした経験が自分に無いからか、ファイトはまだぎこちないですね。
でも衝撃的なバイトと、エラ洗いでちらっと見えたバラマンディの姿はとっても美しい。

念願のバラマンディをキャッチ!
その後も池の周りを周りながら打って行きますが、反応も減ってきました。
そこでツールプレイスさんオススメのbabyfaceのbb-180sfにシート重りを貼って
スローシンキングへ変更、ビッグベイトでスローに誘ってみます。
しばらくすると、、ゴンってあたりとともにヒット!
激しいエラ洗いを繰り返しますがなんとか耐えて、ようやく一匹ゲット。

90cm、ボガグリップの計測で22lb=10kgの中々のサイズ。

マジで首振りのパワーがとんでも無い。
油断したらボガグリップごと持っていかれそう(笑)

これでアベレージ少し上らしく、このあとの展開に胸が高まりますね。
その後はアタリも遠のいたので、一旦昼休憩へ。
お昼は地元のごはん屋さんへ
お昼は曾さんオススメの地元のごはん屋さんへ。
牛肉のスープと牛肉の魯肉飯、台湾卵焼きをいただきました。

これが美味いんですよね。
牛肉スープも野菜やお肉など深みのある香りと食べ放題のご飯と牛肉魯肉飯がベストマッチ。

お茶碗3杯も食べてしまいました。笑
その後は釣り場に戻り、ちょっと休憩して午後の部スタートです。
午前にヒットしたbb-180で攻めますが、中々アタリがない。
さっきと同じ動かし方なのですが、バイトがないのは不思議ですね。
池も水深も同じなのに反応が変わるのは面白い。魚がいるってわかっている分、反応ないのも勉強になるな。
攻め方を変更
曾さんに提案してもらい、違う方向からルアーを通そうと言われて、場所移動。
場所移動といっても四角の池の横の辺に移動しただけです。
でもこの移動で全然反応が変わりました。
ルアーを通す角度、加えて50cm単位でのレンジを変えるだけで反応が変わります。
水深は4mなので正直レンジなんて関係無いと思ってました。
いつものロックショアなんて、50mくらい水深あるところあるし。
でもこの時間にバイトがあるのは水面から1-2mの間。
しかもルアーを変えたり、動かし方を変えたり、シートオモリで調整するだけでも反応が大きく変わります。
相手が池にいるって分かってるから積極的に色々試しますが、これは今回の釣りでの大きな学びになりました。
そしてここから曾さんのアドバイスもあり、連発。
bb-180だけではなく、ボアー195SS、BnD180F、コノフラット195Fなど色んなルアーがバイトが出ました!

そしてこの日最大の96cm!

1m近くなると、細長くなり、また違った迫力というか、美しさがありますね。


後で聞きましたが、この池には140cmクラスのさらに怪物も潜んでいるらしい。笑
そして後半調子が良かったのはダヴィンチ190。
バイブレーションが効くのか、一投で4バイトあった時もありました。
そしてダヴィンチをゆっくり引いて回収しようとした瞬間、強烈に下に引き込むアタリが!

バラマンディではないような気がしてましたが、水面まで上げるとなんとグルーパーでした!
釣りたかった魚なので嬉しい。
11lbちょっとなので、5kg弱でしょうか。
根魚好きとしてこんなサイズを釣れるなんて。
嬉しいゲストも釣れて満足。
今回のベストヒット!
そして今回一番強烈だったのはウェイキーブー170を水面テロテロ引いているときのバイト。
曾さんと「釣れそうな動きですよね〜」と話していたときに
バコン!!って頭まで出してバイトしてきました。

これで94cm。一番カッコ良い魚でした!
結果的には10キャッチほどしてバラマンディ釣りを満喫しました。
これでも渋い時期のようですが、色々なルアーやアクション、レンジを試しながら得たバイトは100以上あったんじゃないでしょうか。
反応があったことも嬉しいけど、それ以上にいつ、どんな動かし方をすれば反応が変わるかを練習できたことが一番の収穫だったように思います。


まとめ
今回は限られた時間の中での釣りでしたが、憧れの魚とのファイトを存分に楽しむことができました。
皆さんも海外にいかれる際は、釣りも一緒にやってみてはいかがでしょうか!
そろそろ春も見えてくる季節。今年もロックショアで良い魚と出会いたいですね。
メインのロックショア修行の記事もぜひご覧ください!

ではまた。
みなさん良い釣りライフを!